以前、管理人が休暇でよく遊びに行く「ケップ」をご紹介しました。
その時の記事はこちら→カンボジアにいて海が恋しくなったら「ケップ」に行こう!
前回は観光地の紹介をしていなかったので、今回はケップや隣町カンポットにある観光地をまとめました。
真っ白な畑が見れるかも!?辺り一面に広がる「塩田」
海が近くにある地域には、たくさんの塩田があります。ケップもその地域の一つです。
塩田とは文字通りですが、塩を作るための田んぼです。
海水から塩を作る方法は、太陽光の熱のみで生産する天日採塩法海水法と、何らかの装置で濃縮して、かんすいを生成し加熱して結晶を得る煎熬採塩法がありますが、カンボジアでは前者の方法で生産されています。
太陽光の熱のみで生産するので、晴れの日が多いことが条件ですが、カンボジアでは10月から4月くらいまで乾季で、ほぼ雨は降りません。
なので太陽光の熱のみで生産する方法は適しています。
乾季に畑に行くと、上の写真のような風景が広がっています。白銀の世界とまではいきませんが、塩の白さが一面に広がっています。
地面には塩の結晶がたくさん落ちています。
日本にも塩田はありますが、天日採塩法海水法で塩を生産しているところはないと思います。
カンボジアならではの風景を見たいなら、ケップの塩田に行くことをおすすめします!
世界的に有名になりつつあるカンボジア産コショウ
塩といえばコショウ。
てなわけで、次に紹介するのはカンポットペッパーです。
カンボジア語では「コンポート」と発音します。
フランスの植民地時代にはたくさんのコショウ農園がありましたが、内戦が起きて以降、コショウ農園は激減しました。
しかしここ数年、カンポットのコショウ農園が息を吹き返してきました。
そして数あるコショウ農園の中でも代表的なのが、「La Plantation」(ラ・プランテーション)です。
フランス人とベルギー人のオーナー夫妻が経営している、カンボジア最大規模のコショウ農園で、「カンポットで知らない人はいない」と言われるほど有名な場所です。
カンポットペッパーについて、アメリカのニュース雑誌・TIME誌は「普通の胡椒がテーブルワインならば、カンポットペッパーは良質のボルドーワインだ」と称賛するほどです。
ちなみに管理人は、農園や商品については知ってますが、行ったことはないので、どんな雰囲気の農園なのか、どこを見学できるかはわかりません。
でも日本語のホームページがあるので、興味がある方はご覧ください。
山に登ればベトナムの島も見えちゃう!?ボコール山
カンポットにはボコール山という山があり、頂上付近にはドデカイ像と寺院があります。
入口から山道を登って約25km。平日のお昼だったので車もバイクも少なく、自然の中を走っているので気持ちかったです(バイクで40分くらいかかりました)
そして着いたのがこちら!
右側奥に少し見えるのがベトナムにあるフーコック島です。
時間をかけて登ってきたかいがありました。空気がとても美味しかったです。
この他にもカンポット市街地には、昔から住人の交通と生活を支えてきた「オールドブリッジ」や、のんびりとした雰囲気を楽しめる「リバーサイド」などの観光地もあります。
カンポットからプノンペンまでの帰り道を楽しむ方法
カンポットからプノンペンまでは約190キロ、車・バイクだと4時間くらいです。
何日かケップ・カンポットで遊んだ後に、バイクでプノンペンまで帰るのは結構大変だし疲れます。
そこで楽にのんびりとプノンペンに帰るおすすめの移動手段は鉄道を使うことです。
確か4年くらい前に、プノンペン~シアヌークビルまでの鉄道運航が再開されたと思います。
この鉄道、日本の鉄道とは全然違って興味深いところがたくさんあります!
カンポットからの鉄道旅をご紹介
プノンペン~シアヌークビルは1日1便、金~月曜日までの運行です。
鉄道に乗るために予約は必要なく、当日窓口でチケットを買うだけです。
一応、時刻表はありますが、この時は2時間遅れで列車が到着しました。
大人一人8ドル、バイクは1台4ドルで載せることができます。ちなみに車も載せられます!
はじめてカンボジアの鉄道システムを知った時はびっくりしました。
そしてそして、車内の様子も変わってました~
ロングシートというか、ロングソファーが並んでいるだけで、座席指定とかはありません。好きなところに座れます。
そして車内に付けられているのは、家庭用のエアコンです!鉄道車両に搭載されているエアコンではなく、家庭用エアコンを3台搭載しています。
電力はディーゼル車に搭載されている発電機から供給されています。
しかし1時間くらい乗っていると、トラブル発生!!
車内の電気が消え、エアコンもストップしました。発電機の故障です・・・
涼しかった車内が急激に暑くなっていきます。突然無風になったので蒸し風呂です。しかも窓は開きません。
幸いなことに、それから1時間後くらいに何とか電気が戻りました。
列車の速度は約40キロなので、正直遅いです。
でも道路がなく、線路しか引かれていない場所を走るので、見たことのない景色が見られて良かったです。
そしてカンポットを出てから約6時間後。無事にプノンペン駅に到着しました。
ちなみに、列車には簡易厨房があるので、お湯を沸かしてカップ麺を食べたり、おかしやドリンクの販売もされているので、小腹が空いても大丈夫です。
ケップ・カンポットの観光を楽しむために
ケップ・カンポットには、あまり有名な観光名所はありません。
トリップアドバイザーでや地球の歩き方を使って気になる観光スポットを探しましょう♪
そんなのは面倒!という方には、地元民に聞いてみたり、レストランで会った外国人旅行者に聞いて情報を集めるのがおすすめです。
海と自然の街、ケップ・カンポットで良い思い出が作れるといいですね。
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