カンボジア各地で洪水が。原因や対策はされている?被害は?

カンボジア各地で洪水が。原因や対策はされている?被害は?時事ネタ
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最近カンボジアの広い地域で、川やダムが氾濫する事態が続いており、周辺住民に大きな影響が出ています 。

その影響を受けて毎日のように雨が降り、川やダムの水位が上昇・氾濫し、道路に溜まった水が排水されずに冠水している状況が続いています。

カンボジア各地で洪水が。原因や対策はされている?被害は?

この原因は、熱帯低気圧がカンボジアの近くを通過していることです。

今回の洪水が原因で、これまでに20人近くの人が亡くなり、10人程度の人が怪我をしています。

被害を受けた家の数は計り知れず、今もなお避難生活を余儀なくされている人がたくさんいます。

ある集落では、2,800人が洪水による影響を受け、500人以上の避難者がいて、彼らを救援するために軍隊が出動し、現在も救助活動が続いています。

カンボジア各地で洪水が。原因や対策はされている?被害は?

避難した人たちは臨時で作られたキャンプ地に集まり、食料を受け取ったりして避難生活を送っています。

このほか多くの畑も被害を受けており、収穫直前だった作物や果物がダメになってしまいました。

一部の国道や州道では、道路が冠水しているため、道路や橋の強度が弱っていて崩壊の恐れがあることから、大型トラックの通行が禁止されている道路もあります。

道路の冠水はよくあることですが、ここまで規模が大きい洪水は1年に1度あるかないかです。

プノンペンではある程度、上下水道の設備が整っているため大きな被害が発生することはありませんが、地方では道路に溜まった水が排水されない(整備が追い付いていない)ため、道路の冠水や床下・床上浸水が起こるケースが多くなっています。

カンボジアで洪水はいつも起きているのか?

カンボジア各地で洪水が。原因や対策はされている?被害は?

カンボジアは雨がほとんど降らない乾季と、毎日スコールが降る雨季の二つの季節に分かれているため、雨季に洪水が起きたり、道路が冠水するのが当たり前の光景になっています。

にもかかわらず具体的な洪水や冠水対策が行われることなく、その場その場で事を乗り切っているため、いつまでたっても状況が改善されていません。

むしろ、「毎回洪水を乗り切っているのだからそれでいい」と、多くのカンボジア人が持つ、後のことは考えずに、今だけを考える思考が関係しているかもしれません。

もう少し本腰を入れて対策すれば被害を抑えられると思いますが、今のところ大掛かりな対策が行われているのはプノンペンのみになっていまが、プノンペンでも道路の冠水は起こっています。

一方でこの大雨で喜んでいるのは子供達です。

家の中や庭が冠水し、腰ぐらいまでの水位があるので、近所の子供たちと一緒に泳いだり水遊びしたりしています。

どんな状況下でも常に遊べる子供たちは最強です。

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