8月22日、カンボジアのフンセン首相と日本の外務大臣・茂木利光氏が会合を行い、新型コロナウイルスのために一時運休しているフライトを再開させる動きがありました。
カンボジア~日本のフライト再開はいつから?
残念ながら具体的な再開日時に関しては触れられませんでした。
しかし茂木外務大臣は、カンボジア国内で新型コロナウイルスのパンデミックが見られないことや、新型コロナウイルスの感染を防ぐための処置や政策が成功していることに賛辞を述べました。
そして貿易・経済・ビジネスを活性化するために、航空輸送などの再開を要請しました。
同じくフンセン首相も、この要請を支持すると表明し、ANAによるフライトの再開も提案したようです。
カンボジア観光省によると、2020年1~6月の空路を利用した日本人観光客は約4万人、2019年は10万人以上が空路を利用したこともあり、カンボジア政府としては今回の航空輸送再開により、ビジネスや観光業が再び活性化することを願っていることが分かります。
カンボジア~日本のフライト再開は実現するのか?
8月13日に更新されたANA国際線運行予定を見ると、カンボジア~日本は9月30日までの運休が決定しています。
そのため早くても10月1日以降の再開となりそうです。
※11/29追記部分
ANAは2020年12月と2021年1月に、成田⇔プノンペンの運行を再開すると発表しました。
運行予定日は下記のとおりです。
- 12/2(水)
- 12/5(土)
- 12/9(水)
- 12/12(土)
- 12/16(水)
- 12/19(土)
- 2021/1/9(土)
- 2021/1/23(土)
往復航空券の値段は900~1800ドル前後です。
※追記終了
ANAはマレーシア・シンガポール・ジャカルタ間で、往復運航を再開しているほか、タイ・ベトナムから日本へ向かう便も再開させています。
そのためカンボジア~日本便も、そう遠くないうちに再開されてもおかしくありません。
今回の会合が行われる前(7月)に、カンボジア日本人会が日本のお盆時期限定で、カンボジア~日本便の運行を再開指定ほしい旨の意見書をANA本社に提出されましたが、受理されることはありませんでした。
ANAとしては長期的に見て利益が確保できる路線のみを再開する方針を打ち出しているため、日本人会からのオファーには応えられませんでした。
しかし今回はカンボジア首相と日本の外務大臣が関係していますので、ANAが前向きに検討する可能性は高いでしょう。
カンボジア入国の際に必要な物
- 2000ドルのデポジット
- 5万ドル以上の医療保険
- 新型コロナウイルス陰性証明書(唾液検査は無効)
- カンボジアでの医療保険加入
※11/29追記部分
これまで企業が発行した身元人保証証明書を提示した場合、14日間の隔離が免除されていましたが、今後は同乗便に新型コロナウイルスの陽性者有無に関わらず、強制的に14日間隔離になります。
ただし14日以内の短期滞在者で、企業が発行した身元人保証証明書を提示した場合の隔離は免除になります。
ちなみに過去に政府指定ホテルのソカーホテルに14日間隔離された方の隔離費用は約1,800ドルです。
※追記終了
2000ドルのデポジット
以前は3000ドルだったデポジットですが、8月に入ってから2000ドルに引き下げられました。
3000ドルだったときは、新型コロナウイルスで死亡した際の葬儀費用も含まれていたようですが、現在まで死亡者が出ていないことから、葬儀費用が免除されるようになったのかもしれません。
2000ドルのデポジットはクレジットカードか現金での支払いとなり、カンボジアでのPCR検査費用・検査結果が出るまでのホテル宿泊費・食費などに充てられます。
飛行機の搭乗者の中に、新型コロナウイルス陽性患者がおらず、自身も陰性であれば、14日間の隔離対象とはならないため、自宅での自主隔離が認められます。
この場合、検査結果を待つまでの宿泊費(1泊50ドルくらい)と食費(1食10ドル)がデポジットから引かれ、残金は返金されます。
検査結果が出るまで1~2日のようです。
しかし、飛行機の搭乗者の中に、新型コロナウイルス陽性患者がいた場合、14日間の隔離措置が実行されるため、概算で1000ドル程度の費用が発生することになります。
隔離されるホテルは政府指定のホテルとなるようです。
ちなみに、クレジットカードでの支払いを考えている場合、現地で何らかのトラブルや通信エラーにより、決済が完了できないと、入国拒否されることがあるようですので、現金支払いが確実なのかもしれません。
5万ドル以上の医療保険
大手保険会社が取り扱っている海外旅行保険の他、クレジットカード付帯の医療保険も対象となるようです。(クレジットカードの場合、複数枚の合算も可能という情報あり)
新型コロナウイルス陰性証明書
日本出国前72時間以内の証明書が必要となります。証明書は英語で記載されている必要があり、他空港で乗り継ぐ場合は、その空港での提示も求められるようです。
カンボジアでの医療保険加入
5万ドル以上の医療保険を自身で準備できない場合は、カンボジアにてFORTE insurance Companyから90ドル(20日間有効)のCOVID-19健康保険パックを購入する必要があります。
最後に
ANAの運航が再開されると、乗継便を選択しなくて良いので、便利になりますし、乗り継ぎ先の空港で新型コロナウイルスに感染する可能性もなくなります。一日も早く運航が再開されることを願っています。
カンボジア入国に必要なものに関しては、管理人が調査したものや大使館からのメールに基づいて作成したものです。
入国の条件等は随時更新される可能性がありますので、ご自身でしっかりと確認してください。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。全て自己責任でお願い致します。
コメント