カンボジアで出産すると決めたときに、数人から言われたのが「いくらくらいで産めるの?」でした。
確かに私も現在通っている病院の出産費用しか知らないので、調べてみようと思い、友達のカンボジア人にいろいろ聞きました。
すると出産費用に関して驚愕の事実が分かりました!
カンボジアと日本の出産費用はどれくらい違う?
一般的なカンボジア人の例
- 月収:200ドル
- 定期健診:基本的に行かない
- 分娩費用:20ドル
- 入院費:1日10ドル(食事つき)
- 入院日数:3~4日くらい
- 出産祝い:1人2.5~5ドル
いきなりすごい数字が飛び込んできましたね!
出産費用を合計しても50ドルあればいいと聞いた時、衝撃的でした。
ここまで安い理由として、国が管理している病院で産むことが前提のようです。
そういった病院に勤務する医師の給料や、施設の維持費はすべて国が支払うので、利用者にほとんど負担がないようです。
どおりで月収が低いカンボジア人たちでも、たくさん子供が産めるわけです。
ただしどの程度の医療体制が整っているかはわかりません。(カンボジア人の奥さんがいる私の友人が言うには、「いろんな意味で外国人にはとても耐えられないレベル」とのことです。怖い・・・)
少し裕福なカンボジア人の場合
- 月収:500~1,000ドル
- 定期健診:毎月
- 分娩費用:400ドル
- 入院費:1日40ドル(食事つき、個室)
- 入院日数:3~4日くらい入院
プノンペンにあるフランス系の病院(カルメット病院)で出産した場合の費用です。
出産費用の合計は600ドル前後です。
これでも一般的な収入のカンボジア人と比べると10倍以上の差があるので、十分高額です。
この金額になると冷房付きの個室がある部屋に入院できるみたいですよ~。
裕福なカンボジア人・外国人の場合
- 月収:1,000ドル以上
- 定期健診:毎月
- 分娩費用:1,600ドル~3,300ドル
- 入院費用:分娩費用に含まれている
- 入院日数:3~4日(食事つき、個室)
出産費用が一気に跳ね上がりますね。
このレベルの病院になるとカンボジアトップクラスの医療体制が整っています。
プノンペンでは、ロイヤルプノンとかケマークリニックが有名で、私達が行っている病院はケマークリニックです。→カンボジアの産婦人科はどんな感じ?下見に行ってきました!
そして産婦人科専門というよりは、総合病院なので一通りの治療や手術は可能です。
日本の場合
ある本を参考にしたデータによると
- 分娩費用:350,000円
- 入院費用:165,000円
- 入院日数:7日
- 食費、検査費用等:30,000)
トータルだと50万円以上必要なんですよね。。。
日本だと出産育児一時金がもらえるので、トータルの出費でいえばカンボジアとあまり変わらないかもしれませんね。
ちなみにカンボジアは政府からの補助金とかは一切ないです。。
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カンボジアと日本の出産費用が違う理由とは?
最大の理由は国の経済力の差でしょう。
カンボジア人の平均月収は200ドル前後なので、出産費用が高くては子供を産むことができません。
月収200ドルの人が子供を生める環境=出産費用が安い環境が必要ということになりますね。
各国にはその国に合った事情があることがよくわかります。
カンボジアの医療体制は整っているのか?
出産費用が安いから医療体制が整っていないのでは、と心配する人もいます。
確かにローカルな病院だと緊急事態には対処できなさそうです。
しかしどの病院の先生も、出産経験は豊富であり、数々の難しい場面を切り抜けていると思います。
それは出生率を考えるとよく分かります。
日本の出生率は1.36ですが、カンボジアは2.53。約2倍なので、出産に立ち会う機会が多い先生や助産師の経験値はおのずと高くなります。
医療機器に関しても、カンボジアトップクラスの病院には、アメリカ・フランス製などの最新機器が導入されているほか、衛生基準も日本レベルの品質が保たれているので、安心できます。
カンボジアと日本の出産費用のまとめ
カンボジアと日本の出産費用に、ここまで大きな差があるとは知りませんでした。
私的には、カンボジアの一般家庭の出産費用がわずか50ドルというのが一番衝撃でした。
現地の人にいろいろ聞いてみると面白いことが分かるものですね♪
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