妊娠中に市販薬を飲んでも胎児に影響はないの?

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  • 妊娠中に市販薬を飲んでも胎児に影響はないの?
  • 妊娠中でも飲める市販薬ってあるの?
  • 持病や療養中で薬を服用しているけど大丈夫なの?

つわりの影響を受けて、吐き気・腹痛・頭痛などの症状が現れたときに感じる疑問かもしれません。実際私も同じ疑問を持ちました。

そこでこの記事では妊娠中に市販薬を飲んた時の胎児への影響についてまとめました。

妊娠中に市販薬を飲んでも胎児に影響はないの?

答えを先に言うと、服用しても胎児に影響がない薬と、胎児に影響を及ぼす可能性のある薬があります。

薬の販売メーカーのサイトや、市販薬のパッケージには、ほぼ100%「医師にご相談の上ご使用ください」「妊娠中の服用は避けてください」のどちらかしか書いていません。

市販薬は病院で処方される薬より成分が弱いものが多く、赤ちゃんの発育に影響する可能性は低くなっています。

とはいえ、万が一妊婦さんが薬を飲んで母子に影響が出ることがあってはいけないので、「この薬は服用可能です」と書いていません。

そのため、薬を服用する前に、担当医や薬剤師に相談し、症状や服用の可否について相談してください。

妊娠中に薬を服用した際に胎児に与える影響

ここでは妊娠期間を4つに分けて、各期間に薬を服用するとどのような影響が胎児にあるのか説明します。

4週未満:胎児への影響はほぼない

胎児の器官が形成される前なので、薬が胎児に及ぼす影響は低い時期です。

妊娠に気づかず薬を飲んでしまった場合でも、妊娠が継続できていれば気にする必要はないでしょう。

4週~7週:胎児へ重大な影響を及ぼす可能性あり

この時期に赤ちゃんの中枢神経や心臓などの重要な器官が作られるため、胎児が薬の影響を最も受けやすい時期ともいえます。

薬の影響によって先天性の障害や奇形が発生する可能性があるので、薬の服用は避けてください。

どうしても薬の服用が必要と思った時は、自己判断で薬を飲むのではなく、医師に相談してからにしましょう。

8週~15週:胎児へ影響を及ぼす可能性あり

口蓋・手足・性器などが形成されている時期なので、奇形を起こす可能性は低いですが、油断はできません。

薬の服用には引き続き注意してください。

16週以降:胎児へ影響は強くはないが、注意は必要

胎児の体はほとんど形成されているため、胎児への影響は少ないですが、妊婦さんが飲んだ薬が胎盤を通して赤ちゃんの体内に入る可能性もあるため、引き続き注意を払ってください。

場合によっては、胎児の成長が抑制されたり、子宮内で死亡する事もあります。

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妊娠中でも飲める薬はどんなもの?

一言で薬といっても、第1~第3類医薬品・医薬部外品という種類があります。

第1類医薬品は服用時のリスクが高く(薬の効果が高い・強い)、第2類は真ん中、第3類はリスクが低い、医薬部外品は最もリスクが低くなっています。

そのため第3類医薬品や医薬部外品の中には、妊婦さんでも飲める薬もあります。

では実際にどんな薬なら飲むことができるのか、幾つか例を挙げていきます。

新ビオフェルミンS錠

薬というよりは整腸剤ですので、妊娠中に服用しても問題ありません。公式サイトにも「妊娠中、授乳中にも服用いただけます」とあります。

妊婦さんだけでなく、腸の調子が悪い時にも飲めるので、何かと重宝するかもしれません。

エビオス錠

ビール酵母の働きで、胃腸に穏やかに作用し「妊娠中や授乳中の栄養補給におすすめ」と公式サイトに記載されています。

太田胃散

こちらも薬というよりは生薬ですので、妊娠中でも服用可能です。公式サイトにも「胎児に影響のある成分は配合しておりませんので、妊娠中でも服用頂けます」とあります。

バファリン

頭痛などの痛みを軽減するために多くの方が服用したことがあると思います。公式サイトには「出産予定日12週以内は服用しないでください」とあるので、それ以外の期間であれば服用可能になっています。

バファリンも痛み止めや頭痛に効くので、常備しておくと便利です。


ここでは妊娠中にも飲める幾つかの薬をご紹介しましたが、冒頭でも少し書いたように、万が一を考えて医師に相談してから飲むようにしましょう。

持病や療養中のためすでに薬を服用している場合はどうする?

まずは妊娠したことをかかりつけ医に相談し、今飲んでいる薬をそのまま飲んでも問題ないのか、それとも違う薬を処方するのか、といった問題を話し合ってください。

健康な赤ちゃんを産むために、まずママが健康でないといけないので、薬を服用するメリット・デメリットも理解しておきましょう。

妊娠中に薬を服用する時は医師に相談することを忘れずに

この記事では妊娠中の薬の服用についてまとめました。

「このくらいなら大丈夫」「この薬なら問題ない」と自己判断せず、薬を服用する前に、産婦人科・かかりつけ医・薬剤師に相談するようにしましょう。

 

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