葬儀に参加した人がアルコール中毒に。カンボジアではたまに起こる

時事ネタ
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2020年11月28日、プノンペンから約100キロ離れたコンポンチュナンで事件は起きました。

今回はその事件についての報告です。

アルコール中毒事件の概要は?

今回明らかになっている被害は、死亡者4名・軽重傷者60名で、葬儀に参加して白ワインや地酒を飲んだ人たちです。

彼らは腹部の痛み、下痢、胸の痛みなどの症状を次々と訴え、病院に搬送され治療を受けています。

実は今回のような事件が発生したのは初めてではなく、以前にも同じ地区で同様の事件が発生しています。

カンボジアでアルコール中毒による事件は度々起こっている

今回の事件の真相は、何者かがお酒に毒物を混ぜたりしたことによって起きたわけではなく、飲んでいたお酒に原因がありそうです。

カンボジアでは、ビールは大手国内工場にて製造、ワインやその他のお酒は輸入しているため、市販品を飲んでいる限り、毒薬や薬物が紛れ込む可能性はほぼありません。

しかし市販品のお酒とは別に、キャッサバを使って作られた地酒や、農家の人が自前で作ったお酒は、アルコール度数の管理がされていません。

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しかも厄介なことに、アルコール度数をさらに上げるために、アルコールのみを増量したオリジナル酒を作っているのです。

そのようにして作られた、異常にアルコール度数の高いお酒を飲めば、アルコール中毒を発症する可能性は高く、今回の事件もオリジナル酒が関係していると思われます。

もちろんオリジナル酒は、一般の店で売られることはなく、個人で飲んだり冠婚葬祭の時に使用するなど、用途は限られていますが、知らずに飲まされた人はたまったもんではありませんね。

お酒をたくさん飲んで良い気分になりたいのはわかりますが、自分の飲むお酒が市販品かどうかを確かめることも必要なのかもしれません。

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